2018-11-20 SF映画の原点とは しばらく記事を書く時間もとれなかったけど、やっと!! 随分と冬にも近づき寒くなってきました。お陰様で、絶賛風邪引き中です。。とまあタイトルとは全く関係ありませんが、風邪のおかげで時間もできたと思えば悪くない!! 何度か見ている映画「メトロポリス」を再度鑑賞しました。結構古い作品ですが、SF映画の原点であり頂点と言っても過言ではない作品の一つです。ゆる~く紹介していきますね。 まず、この映画1927年製作の約90年前の映画とは思えない凄い作品です。 年代を感じさせるパッケージに描写、もうたまらないですね。それでは、あらすじや感想と共に紹介していきたいと思います あらすじ 未来都市メトロポリスでは富裕層は地下で豊かな生活を送り、労働者たちは地下深くで過酷な労働に明け暮れる毎日でした。 ある日メトロポリスの支配者フレーダーセンの息子フレーダーは、労働者階級の娘に出会い一目でマリアに惹かれたフレーダーは地下深く彼女を追っていくが、そこで過酷な労働をしている人々を目の当たりにし衝撃を受けます。マリアによって地下社会における労働者階級の実態を知ったフレーダーは「脳と手を繋ぐものは心でなければならない」というマリアの言葉に賛同する。脳とは上流階級、手は労働者階級、そして心とはフレーダーであることを期待するマリアに対し、フレーダーもその期待に応えようとするが、それを知ってしまったフレーダーの父フレーダーセンは科学者ロトワングに命じてマリアを誘拐し彼女に似せたアンドロイドを開発させるが。。。 みどころ 全編モノクロであるうえに、音声のないサイレント作品。しかしそれでもなお多くの人がこの映画を評価するのは練り上げられたストーリーとアンドロイド・マリアの造形にあるといえるのではないのでしょうか。この映画が公開されたのは1927年、初公開時はなんと210分といった超大作でしたが、現在見ることができるバージョンはおよそ150分となっています。現在の技術から見ればいろいろと稚拙な部分もあるものの、それでも見ごたえは十分あります!!SF映画好きのみならず、一度は目にしておきたい作品となっております。 感想 この映画はモノクロというところに魅力を感じました。SF映画なので特撮も使われていますが、当然ながら現在の技術と比較すると雲泥の差ではありますが、モノクロゆえにそれほど気にはなりません。また、アンドロイド・マリアの起動シーンは現在にも通じる演出となっています。出演者の服装も現代とそれほど差はなく、およそ100年前の映画ではありますが大きな変化は特に感じませんでした。わかる人にはわかる!!なかなか難しく、深い作品です。 youtu.be ぜひ一度、目を通してみてください。